国立病院機構|宇多野病院|関西脳神経筋センター

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脊椎・脊髄外科センター

高齢者の脳卒中予防

  1. 生活スタイルの改善
    メタボリックシンドローム;高血圧、糖尿病、肥満、喫煙などのリスクファクターの管理、規則正しい生活、食事、服薬、さらには社会的行事への積極的かかわりが大事。脳機能には局在があり、喉、顔、指を使うと、脳の50%以上の領域に血液流入が増加します。ホムンクルス図を(P.2)参照して下さい。
    五感をよく使うこと;目、耳、喉、指、顔を使うことが脳を賦活します。
  2. 水分補給
    水分補給などによる血液粘度・濃縮の改善:喫煙は血液をネバネバにします。ただし、過度の水分補給は心臓に負担をかける結果となります。
  3. 凝固線溶系異常の是正
    血栓や塞栓の原因となる凝固線溶系異常の是正
  4. 血圧管理
    血圧は結果と考えるべきです。脳血流が少なくなると、脳は心臓にもっと血液を流すように命令して血圧は上がります。十分な脳血流にたれば自然に血圧は下がります。脳梗塞急性期は血圧が高く慢性期には下がります。
    加齢によって動脈硬化が進むと、血管の屈曲・蛇行に従って血圧は上がります。ですから理想血圧は年齢+100(収縮血圧)/85-95(拡張期血圧)と考え、これよりいつも高い場合は降圧を考慮します。
  5. 誤嚥性肺炎予防
    口腔内雑菌を除き清潔に保つためによく歯磨きをして、食道からの逆流・誤嚥を防ぐため、毎食後2時間は座位を保ちます。
  6. 早期離床・早期歩行
    太陽が沈むまでにはベッドに寝かせず、最低でも坐位、あるいは車椅子に座る、移動することを、看護の基本にすえます。高齢者が1ヶ月以上臥床すると、理由の如何を問わず廃用症候群disuse syndromeが起こり柔軟性、筋力、心血管系の耐久性が低下し骨粗鬆症、起立性低血圧、うつとなります。頭を心臓より上にしておくことが大事です。
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